2011/08/31

カレログって実はドジっ子じゃね?

8/29にサービスを開始したカレログが、twitterでも話題になっている。まず、カレログって何?
  • Androidアプリである
  • インストールされた端末は、GPSの位置情報や通話履歴などの情報をサーバに送る
  • カレログ利用者は、サーバにログインする事で、同意済み端末の情報を閲覧できる
スパイウェアじゃねえか、などと言われるのも無理はないと思える機能。
機能が如何にヤバいかは既に整理されているので、文書関連のヤバさにツッコミを入れておこうと思う。
なお、カレログのホームページにリンクを貼っていないのは理由がある。お勧めできないサービスだから貼ってないというのもあるが、それだけではないのだ。困った事に。

2011/08/15

書籍感想)ザッポス伝説/トニー・シェイ

自発的にはこういう本に手を伸ばさないけれど、人から借りて読む事に。読書体験は冒険であり出会いなので。
アメリカの靴通販の雄、ザッポス・ドット・コム(日本での知名度は高くないかも知れない。amazonが約800億円かけて買収した企業だと言えば凄さが伝わるだろうか)のCEOが、自身の半生(といってもまだ30代)とザッポスの経営を通じて学んだ知見をシェアしてくれる。

表紙はトニー・シェイ本人。若い!

著者の主張はシンプルで分かりやすい。またここに書かれているアイデアの価値は、起業家や経営者にしか通用しないものではなく、現場の従業員やリーダークラスにとっても参考になる部分が多くある。
だが、日本で生き日本で働く身としては、そう簡単に自分の生き方/働き方に取り込めるようなものではない。文化が違うから。しかしそう思うと、日本の労働文化(価値観)って変わっていけるんだろうかと暗い気持ちになったりもする。

2011/08/08

「消せる紙」を試して分かった意外な特性

twitterで「消せる紙」という商品を見かけ、興味を引かれたので衝動買いしてみた(安かったし)。

公式ページ
amazonリンク

一言で説明するとポータブルホワイトボード。「ホワイトボードがない部屋での会議」といったシチュエーションを主として想定しているようだ。こっちがこの商品の真っ当な使い道だと思う。普通に便利だろう。

僕の場合は、邪道外道を承知で、外で使えないか?と考えて買ってみた。
結果、紙のノートと比べてどっちが使い勝手が良いかと問うなら、残念ながら紙に軍配があがった。
だけどやって見て良かった。これは紙とは違う特性を持った出力デバイスだ

2011/08/04

書籍感想)障害を問い直す/松井彰彦+川島聡+長瀬修(編著)

久しぶりにがっつりとこの手の本を読んだ。頭の整理の為に個人的感想を記しておく。


長い感想になるが、前置きが三つ。
  1. 本書は論文集に近い構成になっている。軽い読み物といった体裁でも内容でもない。
  2. 冒頭「はしがき」にある通り、本書はこれまでとは違う新たな学術分野を切り開く為の土台固めとも言うべき段階のものだ。「まだまだこれから」なのは当たり前で、だからそこは批判の対象にはならない。
  3. この感想を書く僕は障害者ではない(本書には幾つかの定義が登場するが、その何れの意味に於いても)し、家族に障害者も居ない。悪く言えば野次馬だ。ただ、障害者を弟に持つ友人や、自身が障害者である友人や、自分が障害者になりかけた経験から、関心は高い方だと思う。こんな本を手にとって買う時点で関心があるんだが。
上記を踏まえて、感想を短くまとめると、こうだ。

「障害者ではなく、関心も大してない人」をもっと巻き込んでいく必要がある。本書内でも何度か触れられているが、まだ弱い。そのような人にとっては、最悪不快になるような内容も、含まれてしまっている。
おもねる必要がある、とは言わない。でも共感してもらう必要はある。そこをもっとブラッシュアップしていく為に、本書は「障害者ではなく、関心も大してない人」にこそ読まれるべきだと、そう思った。

漫画感想)バクマン。(14)/小畑健・大場つぐみ

安定の読み心地。バクマン。14巻の紹介。




この巻は、「悪ガキ、あらわる」、「安定のギャグ担当コンビ」、「帰ってきたアイツ」といった内容。
全巻からのヒキで登場するのは、かなり味の強い新キャラ。好き嫌い分かれるんだろうなー。僕はそんなに嫌いじゃない。

以下ネタバレあり。

2011/08/02

マウスやUIから、全然関係ない話への雑考

自分で使うつもりは全くないんだけれど、好き者にとっては気になる「TOUCH MOUSE」の紹介記事を見ながら考えた事。


日本マイクロソフト、タッチでジェスチャー操作可能な無線マウス 
拡大画像(具体的の操作
記事は次期モデルについて。画像は現行モデル。

第一印象は良くなかった。特にリンク先の画像にある操作方法を見て、「うわあ、人間の直感に基づかない、製作側が勝手に決めた操作方法だなあ。誰がこれをわざわざ覚えて使うんだろう」的な事をまず思った。

(ガジェット好きではそれでも使うけれど、それはおいといて)

しかし、落ち着いて考えてみて感想を改めた。
「マウスにせよソフトのUIにせよ、人間が自然に習得した直感に基づいてるものの方が少ない。だからそこは問題ではない。問題は、囲い込まれた自覚があるかという点くらいだ」

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...