2012/06/26

漫画感想)Landreaall(20)/おがきちか

知る人ぞ知る名作、ランドリオール最新刊のご紹介。

作者のおがきちか先生ご自身が「マイナー」とか「マニアック」などとおどけておられますがそんな事はありません。知らない人が損をしているだけなのです。

(ちなみにこの時おがき先生は作中に登場するカイルという爽やか騎士を演じています。以下マトメ)
なおカイルは主人公ではありませんのでご注意…ご安心?ください。
以下ネタバレあります。

2012/06/25

書籍感想)ビブリア古書堂の事件手帖(3)/三上延

ビブリアシリーズを読んでない人に「氷菓の舞台が古本屋になった感じ」と説明したら大体伝わってしまいました。日常ミステリというジャンルになるんですかね。殺人事件は起こらないけどしっかりミステリしているこのシリーズ、第3巻のご紹介。


1巻は主人公と栞子さんの出会い、2巻では栞子さんの母親(失踪中)が色々ヤバい人だったという話、この巻ではその母親への距離を更に縮めていきます。
まぁ栞子さんが母親との葛藤に一段落つけない事には大輔とくっつけそうにないですからね。ってそんな理由ではないのですが。

以下、ネタバレはありません。

2012/06/24

漫画感想)げんしけん(12)二代目の参/木尾士目

最近やっと「二代目」感が強くなってきました、げんしけん最新刊のご紹介。


前の巻まではまだまだ斑目が主人公という感じが強かったんですよ。
一代目(9巻まで)の内容を物凄く短くまとめると「斑目が三次元の女性を好きになったけど何もできずに終わるお話」だったわけで、笹原と荻上のあれやこれやなんて物語上は斑目のコンプレックスを刺激する為の刺身のツマのようなものでした。
そういう喩えでいくと、今度は斑目がツマになって波戸くん世代が主役になってきました。この先の一筋縄ではいかない展開を予感させる12巻ですね。

ていうか波戸くん、君は一体どこに向って行くんだい…。

以下、軽い紹介程度のネタバレあり。

2012/06/07

書籍感想)小説版 めだかボックス/西尾維新

漫画「めだかボックス」の前日譚にあたる上下巻。まだ生徒会長に立候補すらしていない頃のめだかちゃんと、4人の教師達のお話。
漫画版の原作を務める西尾維新氏が本作の作者も担当しています。

  

黒神めだかは自身について、堂々と「すべての人の役に立つために生まれてきた」なんて言ってしまう痛々しいキャラクターですが、実は彼女の公約「目安箱(めだかボックス)」は先の主張と微妙に食い違っています。
「目安箱に投書した人の」相談に乗るという事はそうでない人との区別が生じますから、「すべての人の」ではなくなってしまうんですよね。

などという、瑣末といえば瑣末な齟齬について「わたし、気になります!」と言われたかは全く定かではありませんが、この小説版を読む事で一応は納得できる説明がつけられています。
これは、めだかボックスが生まれるまでのお話です。

以下、ネタバレというほどのネタバレはありません。

2012/06/01

書籍感想)人狼村からの脱出/SCRAP

最近友人に教えてもらってハマり出したリアル脱出ゲームを書籍化したゲームブックのご紹介。
(第二弾「ふたご島からの脱出」レビューは→こちら)


なお、本エントリーには書籍内容のネタバレ・ヒント・解答などは一切含まれておりません。コメント等でご質問を頂いたとしても回答は致しかねます。
謎に挑んで壁に突き当たり悩み探し回る過程こそが、本書の楽しさだからです。僕にそれを奪う事はできません。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...