2011/08/04

漫画感想)バクマン。(14)/小畑健・大場つぐみ

安定の読み心地。バクマン。14巻の紹介。




この巻は、「悪ガキ、あらわる」、「安定のギャグ担当コンビ」、「帰ってきたアイツ」といった内容。
全巻からのヒキで登場するのは、かなり味の強い新キャラ。好き嫌い分かれるんだろうなー。僕はそんなに嫌いじゃない。

以下ネタバレあり。


悪ガキ=七峰透≒夜神月
いや全然違うんだけど…。同じ作者だからなのか、色んな所で月を感じてしまうのは、僕が月大好きだったからなんだろうか。好きだった自覚はないが。
落ち目に回ったSキャラ(月とかルルーシュとか)は、表情が見せ場。プライドが高いからすっっっごい悔しがってるのが伝わりつつ、でも同情を引くような顔であってはならないという。七峰くんも素晴らしい悔しがりっぷり。

月とは違った見方をすると、彼は結構典型的なバトルモノの敵キャラクターとして描かれている。敵というかはっきり言えば悪。小悪党。そういう位置づけ。
格闘漫画に喩えるなら、審判には良い顔をしておきながら実際には複数人による戦闘を行なっているズルい奴、といった所だろうか。もう少し近い喩えとしては、ラリーレースみたいなもので、他のドライバーは隣に座ってるナビゲーターと一緒に走っているのに、コイツだけはGPSとかtwitterの渋滞情報とか(笑)眺めて運転している。

この巻の最後において既に終わりが近そうだし、そんなに引っ張れるキャラクターでもないとか、邪道な王道バトルを早く動かせとかいった要請から、そんなに長引きはしないと思う(僕はジャンプ本誌を読んでいない)。あっさりと負けちゃうと、ありがちな小悪党で終わってしまうかな?と今後を楽しみにしたい。

ま、七峰編の問いを「勝つためなら何をしてもいいのか?」と理解するなら、答えは分かりきってるから、七峰くんは負けるに決まっているんだけれども。
仕事は仕事だから頑張るんだもんね。ネットに書く意見なんて仕事に比べたら気合入ってないに決まってるじゃない(中には力抜いた方がいいアイデア出る人ってのはいるだろうけど)。

結構ドロドロっぽい七峰編の中だと、吉田平丸コンビの安定した笑いは癒しに他ならない。結構マジメな話、バクマン。でスピンオフが出るなら吉田氏の話が読みたいよ僕は。

本当、このコンビは凄い。前ページの「平丸ーーっ」から始まって、「平丸!平丸くん……(略)」「平丸くん」「俺の平丸くんーー!」「平丸くん早まるなーーーっ」「平丸くんーーーーーっ!!」の連呼。シリアスな笑いにしかならない。次のページなんかお約束で最高。
そしてそれを聴いて正体不明になりつつも吉田氏の声だと分かる平丸さん。
これは………薄い本が(自粛)。

そして中井さん帰還。…ひどい。彼がというか、彼の描かれ方が。首の後ろについた脂肪とかリアルに嫌だなあ。絶対家業も手伝っていない。彼が生まれ変わって帰ってくるってシナリオは期待してもいいのかなあ。

でも、中井さんや吉田氏には悪いけれど、青樹さんと平丸さんは明らかに脈アリに見えるわけで。問題は平丸さんが恋愛、もとい連載をとれるかにかかっています。
この辺なんかマジメにスピンオフで切り出してしまうのもありだと思うんだけどなあ。白鳥くんもちょろっとでてきたけれど、そろそろキャラが多くなりすぎている感がある。僕だけ?

最後に、この巻で一番好きなミクロ部分。
服部さんに七峰くんのやり方を話し、電話でやりあった後。シュージンの台詞「そう来たとしてどうするか……」の左にある2コマ。ほぼコピー。服部さんの顔だけが、まずシュージンを、次にサイコーを、意見を待つように見比べている。
好き!!(伝わらない) 僕は服部さんのこういう、二人を信じて見守る姿勢が、とても好きです。

最後の最後に、瑣末なツッコミを。七峰くんが自分のやり方を二人に話した理由って、結局七峰がバカなガキだったからというだけなのかなあ。ご都合主義に見えちゃった。まあどうでもいいレベル。

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