2014/01/26

書籍感想)ビブリア古書堂の事件手帖(5)/三上延

大人気古書ミステリシリーズ最新刊、『栞子さんと繋がりの時』のご紹介。

このシリーズでは、1巻ごとに1つの話が進行しつつも、形式はオムニバスっぽくなっています。
つまり1作の中で幾つかの謎が起こり、それが手早く解決されつつも、それぞれ独立した事件の間に共通の軸のようなものがあるわけです。

1巻では、とある貴重な本を巡る陰謀めいた(本来なら警察沙汰の)事件を背景に、表面上は平和で日常的な事件が進行していました。
2巻では、それぞれの事件を通して栞子さんの過去と、蒸発した母親の怪しい素描がなされました。
 
↑第1巻↑ / ↑第2巻↑
そしてこの5巻の大テーマは、どうみても『結婚・家族』
主人公・五浦大輔くん、ヒロイン・篠川栞子さん。末永く爆発してください(ネタバレ?いや、この二人が結婚するという話ではないんですよ、今のところ)。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...