無料通話のViberとLINEを比べてみた

※比べるといっても通話品質等を比べるわけではありません。
※利用規約とかプライバシーとかその辺です。

以前、こんな記事を書きました。

・僕がViberを試しもしない３つの理由

Viberというアプリをインストールしている同士なら無料で幾らでも通話できちゃうというサービスなのですが、プライバシーポリシーが酷い。という理由で試しもしませんでした。

似たようなサービスにLINEというのがあると聞いたので、こちらもプライバシーポリシーや利用規約を確認してみましたよ、というお話。

LINEというサービスは、↓のブログで知りました。ありがとうございます。

・VoIPの無料電話で人気のLineとは？

結論から言っちゃうと、Viberと同じです。ちょっとだけマシな点もあったけど。
※
2月2日　修正して追記
1月27日にLINEの利用規約が改定され、Viberと同じとは言えない状態になりました


まず、先のポストで挙げた「Viberを利用しない３つの理由」をピックアップしておきます。

1. 利用者が預けた個人情報を、事業者側が（その気になれば）いつでもなんにでも使えちゃうような逃げ道が用意されている。使途が限定されていない。
2. 利用規約をいつでも変更できる上に、変更した事を利用者に通知する義務を負わない。連絡先は絶対に把握してるくせに。
3. 利用を止める場合、アプリを削除する前にアカウントを無効化する操作を行わないと、個人情報が事業者の手元に残り続ける。

という３つでした。

この３つは、LINEにもそっくりそのまま当てはまりました。はいアウトー。
※
2月2日　修正して追記

1月27日にLINEの利用規約が改定されました。詳しくはこちらの記事で。

と言いつつ、ちょっと気になる点があったので、LINEはインストールして試してみる事にしました（Viberもインストールだけはしましたけど）。
その結果わかった、Viberよりマシな点と、あやしい点を紹介します。

Viberよりちょっとマシな点

LINEは、アプリ内で利用規約とプライバシーポリシーをいつでも参照できます。当たり前じゃないかって？Viberはできなかったんですよ（少なくとも僕が試した時点では）。
インストール後の初回実行時、「利用規約に同意しますか？」的な画面では読めるんですが、そこを同意して先に進んでしまうともう戻れない。どうしても確認したかったらアプリを消して再インストールするしかない。いやはや困ったモンです。

プライバシ的にあやしい点

LINEをインストールして初期設定をすると、僕の端末の電話帳に登録されている番号のLINEユーザーを見つけてきて「友達」としてリストしてくれました。
と同時に、「知り合いかも？」というリストも作られます。ここに挙がるのは、「LINEを使っていて、僕の番号を電話帳に登録している人」です。実際にはＥさんという女性が「知り合いかも？」リストに居ました。

Ｅさんは８年ほど前の知人で、もう随分連絡をとりあっていないのでとても懐かしい気持ちになったのですが、問題はＥさんが「友達」ではなく「知り合いかも」に挙がってきた事です。

僕の電話帳にはＥさんが登録されています。そのつもりでいました。が、Ｅさんは僕の「友達」ではない――つまり、Ｅさんは電話番号を変更し、それを僕には知らせていなかったのです。うわあ地味に悲しい！LINEが僕に突きつける残酷な真実！

Ｅさんは電話番号は変わりましたが電話帳は引き継いだようで、その際に僕の電話番号も（まとめて）新しい携帯に登録されたのでしょう。そしてLINEを使い始めた為、僕の「知り合いかも」リストに挙がってきたのです。

電話番号やメールアドレスが変わる時って、沢山の人に通知を出しますよね。その時、電話帳に並ぶ人達を眺めて
「ん〜…この人は全然連絡とりあってないし、お知らせしなくてもいいか」
と判断するのはよくあることです。そしてその際、だからといって電話帳から削除まではしないですよね（よっぽど友達が多くて電話帳が一杯なリア充は知りませんが）。

つまりＥさんはそういう事をしたわけです。別にいいですけど。
しかもＥさん苗字変わってるしね。ご結婚されたんですね。おめでとうございます。一言くらい教えてくれても良かったじゃない、なんて恨み言はいいませんよ。


――という事が実際に起こりますので、LINEを始めるというならまず過去を清算（電話帳を整理）しておく事を強くお勧めします（涙目）。