19巻・20巻と平丸&吉田ペアの出番が少なくて悲しいんですが(18巻で活躍したからいいじゃん)、テンションが上がらない理由はそれだけじゃないようです。
この作品の中で主人公達が生み出す漫画は、読者が実際に読めるわけではありません。が、どんな漫画なのかという雰囲気を伝える為に部分的に描かれたりします。これは言ってみれば映画の予告編みたいなもんで、「面白そう!」で当たり前なぐらいだと思うんですが…「REVERSI」に関しては、ちっとも面白そうに感じなかったんですよね…。
「TRAP」と「PCP」は文句なく面白そう!と思うんです。そう思わせることに成功していたと思います。
「タント」は微妙でしたが、アレはああいう経過を辿る作品ですからイマイチくらいが丁度いいという匙加減ではあるでしょう。
でも「REVERSI」は…ジャンプの看板漫画になって100万部単位の重版がかかりそうなほど面白そうとは、「うわコレ実際に読んでみてぇ」とは、思わせてくれなかった。残念。
最終巻には「REVERSI」のラストシーンが描かれて、凄い終わり方であるという評価を作品内で得るわけですが、どうも共感できません。実際にずっと「REVERSI」を読んできたのであればこのラストシーンに色々思わせられるのでしょうけれど、ラストだけぽんと見せられたバクマン。読者はおいてけぼり感に晒されやしませんか。
というわけで終盤はあんまり僕の好みではなかったというのが正直なところです(そして最後が気に入らないと全体への評価も辛くなります)が、始まった当初は最強に面白いと思って毎回読んでいました。今でも1話〜3話辺りを読み返すとその無駄のないスピーディな展開に驚きつつ引き込まれます。まぁずっとこんなペースだと忙しくて読みづらい漫画になりそうですが。
キャラクターも魅力的でした。平丸吉田コンビは言うに及ばず、蒼樹さんも可愛かったし(ヒロイン勢が蒼樹さん>香耶ちゃん>亜豆なんだけど)エイジも良い天才型エキセントリックライバルでした。福田さんも名脇役ですよね。
脇役といえば、瓶子さん(現編集長・元副編集長)は出番は決して多くないのに部屋を出ていく時のジャケットの羽織り方が無駄に格好良くて終盤で印象的なキャラに育ちましたね。この人にも実在のモデルがいるんでしょうかね。
なんだか取り繕ってる感じになってきてしまったのでここら辺で終わりにしますが、面白かったのは本当ですから!
ただ僕は平丸さんが主人公の話が読みたいってだけですから!
と、ここまで書いてラッコ11号に
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