ちょっと遅くなりましたがめだかボックス最新刊の感想なんぞを。
とりあえず一つの戦いが幕を引いた巻だったわけですが、物凄い色んなフラグを以降へと積み残して終わりましたね。バーミーとか思わせぶりな事いいながら出てきて負けただけですし。まあその辺は今後に期待といきましょう。
短文、ネタバレありです。
一般人から見た彼女
めだかちゃんは「人に出来る事が極端に上手く出来る怪物」。安心院さんは「人に出来ない事でもさらっと出来ちゃう怪物」。後者は万能感に病み、前者は生きる事は劇的だと言い切りました。凄い落差。
めだかちゃんだって普通の人から見れば万能に見えるわけです。人に出来ない事だって出来てしまうように見える。それこそシミュレーテッドリアリティよろしく、漫画の登場人物のように思えてしまう。
だからこの学校の普通の生徒は、めだかちゃんに責任を押し付ける事に何も感じなかったのでしょう。だって相手はフィクションの世界の中にいる超人みたいのものですから。現実感を感じられなかったから。支持率98%(49%)を支えていたのはそういう非現実感だったのですね。
でも、善吉ちゃんの視線で語られる彼女はそうではありません。人に出来る事ができるだけ(そういえば最初期の剣道場でもただの足捌きだって解説してました)だし、ものによっては普通の人に出来る事が出来なかったりする。善吉ちゃんはそれを知っています。
そして、これまで目安箱案件を執行する中で触れ合った人達も、めだかちゃんが超人ではない事を知っています。ただオーバースペックの女の子だと知っています。4822通もあればほぼ全校生徒の知る所といってもいいでしょう。この人達に善吉ちゃんの演説は痛かった事でしょう。そりゃあ支持率2%にもなるわ。
…まあ瞬殺された平戸ロイヤルさんがめだかちゃんをただの女の子と思ってるかどうかは疑問ですが…(こいつ2%の方じゃねーの)
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