2011/06/09

コンソール雑考2)完全不動のホームポジション、だけど…

タッチタイピングの基本はホームポジション(指の置き場所)にある。必要最小限の指の動きでタイプするのが正しく、そして最も速いと言われている。
しかし実際の所、殆どのケースでは指どころか腕ごと動いてしまう。マウスを使う為だ。その辺りは前稿「恍惚のポインティングデバイス」にも書いた。しかし、例えトラックボールを使っても、動きを要する事に変わりはない。

色々と悩み探した挙句、僕はついに手にいれた。完全不動のホームポジション、腕を動かさずにポインティングとタイピングを両立する環境を。


知る人ぞ知る(?)片手用キーボード、frogpadである。

一部見苦しい所は見ないように

理屈としては他の片手用キーボードでもいい(片手というだけなら他にも幾つか候補はあった)が、フルキーボードで可能な全ての入力を賄える片手キーボードとなると他に見つからなかった記憶がある。

右手にfrogpad、左手にトラックボールという環境を整えると、本当に上半身全体が動かなくなる。これが僕の理想とする入力コンソールである。

使用時はもっと間隔を開ける

上半身を動かさずに済むのは、何より首、肩、背中周りに嬉しい事だ。よい姿勢をずっと保っていやすい。付随的に、机が広くなったのも嬉しかった。

気になるのは入力スピードだろう。当然暫くは練習期間が必要だ。
今日で、僕がfrogpadを使い始めて丁度3ヶ月になる。その間frogpadに触らなかった日は殆どない。
慣れは偉大だが万能ではないようで、両手キーボードと同じスピードには、明らかに達していない。それは構造的に不可能と言ってもいい。
ただ、使い始めた当初の何がどこにあるのか分からないストレスからは完全に解放された。気分よくパチパチと打ち続けていられるので、僕は今後もコイツを使っていくつもりである。

frogpadを使っていて困った事と言えば、普通のキーボードを使っている人なら決してしないミスタイプをしてしまう事と、ある種の暗号(「みかか」みたいな)が解けなくなってしまった事くらいだろうか。

というわけでfrogpad、オススメ。
(現在注文を受け付けていないようなので、暫く待つかオークションサイト等をマメにチェックするしかない。なお右手用と左手用があるので注意されたし)


…とはいえ。とはいえだ。
幾らfrogpadが不動を保てるとはいえ、両手用キーボードとは余りにかけ離れている。「ちょっと手が出ない」というのはとてもよく分かる話だ。
そこで折衷案がある。完全に不動ではないけれど、マウスに比べると移動が少なくて済むソリューションだ。
サンワサプライのTB-R1Uを紹介しよう。


この商品は、普通のキーボードの手前に置いて使用する。写真両翼の黒い部分はパームレストである。中央にある操作バーを親指で操作して、ポインターの移動やクリック等のマウス指示を行う。

重要な補足をしておくと、僕はこの商品を使った事がない(ひどい話だ)。店頭で見かけてコイツはいいやと思っただけである。
手に入れた方は、是非使用感などを聞かせて欲しい。

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