“ネットは広大だわ。” 「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」より |
士郎正宗先生のシビれる名言を引くまでもなく、ネットは本当に広大になった。そこかしこに情報が溢れていて、どこに目を遣れればいいのか悩む程だ。
情報収集は、大きく4つのシーンに分けられる。
- 自分がそれまで殆ど知らなかった分野に切り込む時
- はっきりした疑問の答えを探す時
- 自分が普段から集めている情報を漏らさず掬いたい時
- 自分が思いもよらないような全く新しい情報に触れたい時
2. には多くの人が検索エンジンを利用している事だろう。どんなキーワードを放り込むかで効率は変わってくるが、そこはもう感覚的な問題だ。
3.4. は、単純にやり方――アプリやサービスを利用するかどうか――によって大きく効率が上下する。今日はその辺りを。
3. については、ブログなりニュースサイトなりのフィードをRSSリーダで購読する、でFA。新しくもない技術だが、他により効率的な技術が登場しないのだから仕方がない。
リーダを使わずにブラウザでアクセスしたって同じ情報は集められるが、効率が悪すぎるのだ。
GoogleやLivedoorなど幾つかのサービスがあるが、別にどれでも大差はないようだ。複数サイトの更新情報が時間順に並べられて、既読と未読の管理ができればそれでいい。どちらもブラウザではできない事だ。
4. は、自分自身で見つける事はできない(※)ので、他人に頼る事になる。ソーシャルサービスを利用するという事だ。
※ネットを利用しないのであれば、適当に街をブラついてもいい。が、効率は余りよくない。
僕の場合はtwitterとはてなブックマークをそういう用途に充てている。Facebookやtumblrも同じ目的に使えるだろう(僕には合わなかったが)。
ここでは人が情報の媒介になるので、自分と違った人を集めるほど「思いもよらないような全く新しい情報」に触れる機会は多くなる。
年齢。職業。居住地。趣味。宗教。これらがなるべく異なり、実生活の中で交流する機会のない人を取り込んでゆく。
ただこの場合、自分にとって価値を持たない情報も大量に集まってしまうのも確か。しかしその塵の山の中でしか、「思いもよらない新しい情報」は見つからないのだ。
特にtwitterは情報とも呼べない呟きが流れてくる事が多い。けれども、自分の生活の中では弁護士や医師や小学生の何気ない言葉を聞ける機会は殆どない。それも含めて貴重と思う事にしよう。
"その思念の総計(かず)はいかに多きかな 我これを算(かぞ)えんとすれども その数は沙(すな)よりも多し…。” 「INOCCENCE」より |
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