11巻は通常版と限定版の2つがあります。表紙デザインが異なる他、限定版には別冊「もやしぼん」が同梱。こちらの内容は後ほど紹介します。
はい、僕は限定版の方を買いました。だって通常版の表紙、ちょっと買いづらかったんですもの…。
左)スカートの中が見えそうなきわどいポーズで微笑むゴスロリ少女(?)の通常版
右)本編に殆ど登場しないくせにちゃっかり表紙を独占する川浜の限定版
あらすじ等
- アメリカから帰った樹ゼミメンバー。さぁ本腰いれて日本酒造りだ、という所で。
- ミス農大・ムトーの酒癖と行状が悪すぎると審問会が開かれ、ゴタゴタしてる内に新ミス農大を決めるお祭り騒ぎに。
- ヒロイン達の水着とか!一部入浴シーンとか!新キャラとか!
- 日本酒造りも無理矢理始めたのでオリゼー大活躍(麹の中で)。枯草菌に負けるな。
- 美里と遥さんのツーショットがそれなりにニヤニヤ。
合間に挟まれるモネラ達による菌講座(?)、今回はポリオワクチンの話があったりして唐突ながらタメになります。
個人的には、美味しいお酒が大好きなムトーさんには共感なども覚えるのですが、ヒロインとなるとやっぱり及川ですねぇ。鼻栓したままエイ抱えて登場したヒロインですけど。
今回は日本酒造りが始まったので、その工程に関する解説も入っております。さてさて以下の漢字、ふりがな無しで読めるでしょうか?(さらっと読めるのは酒造関連の人だけのような…)
- 浸漬
- 蒸(食へんに強)
- 甑
- 製麹
- 酛
- 醪
付録・もやしぼん
イブニング本誌掲載時のイラストとか、コミックスの通常版・限定版両方のイラスト(←片方しか買わないのでコレ嬉しいです)とか、上野でやってた菌類のふしぎ展のポスターとか、もろもろがこれでもかというぐらいフルカラーで掲載されております。
情報量が多くてまだ全部見きれていませんが、これは見ていてかもされますな。
もやしぼんの最後には作者・石川さんのインタビューが。おー、こんな方だったんですか。
今回初めて知ったのですが、もやしもんの作画にはアシスタントがおらず、全て石川さんお一人で描いておられるそう。ま、まじっすか。11巻もミスコン開催のため群集のシーンが結構あります(オクトバーフェストほどではない)が大丈夫なんでしょうか。すげー大変そう。
それはそうとインタビューから一部引用。
Q:一番描きやすいキャラクターは?
A:川浜です。
Q:逆に描きづらいキャラクターは?
A:沢木です。
ー「もやしぼん」より
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主人公wwww
ゆるゆりといい男子高校生の日常といい、主人公の影を薄くするのがトレンドですか?沢木は今回驚きの新技を披露していますので影薄くないですけどね!
もやしもん(11)P120より |
沢木そんな事まで出来たのかよ、お前めっちゃスゴいやんけ…!
酒造漢字・解答編
- 浸漬
しんせき。お米を水に漬けて吸わせる事ですって。 - 蒸(食へんに強)
じょうきょうと読むそうな。お米を蒸す事だそうです。 - 甑
こしき。古いネトヲチ板住人は見覚えがあるかも知れない漢字。米を蒸すための器具というか設備の名前。 - 製麹
せいぎく。麹って音読みギクなのか…。蒸しあがったお米をオリゼーにかもしてもらう工程。 - 酛
もと。酒母という言い方の方が一般的?セレビシエ達をたくさん培養したもので、これがないとお酒になりません。 - 醪
もろみ。米麹と酒母と水を混ぜたドロッとした状態のことですが、絞る前の醤油ももろみと呼ぶようで。そっちは諸味と書く場合があるそうですが、しょうゆの実という名前で一時期流行りましたっけね。
例えば「山廃仕込み」の意味などは今回調べてみて初めて知ったのですが(それはそれでトリビアルに面白かったけども)、素人からすれば味の違いが米の違いか水の違いか、はたまた酒母の違いによるものなのかは普通分かりません。
だからそういうウンチクはウンチクとして楽しんで、お酒を前にしたらその味を楽しみたいですよね。
あぁ、お酒飲みたくなってきた。
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