簡単なアプリくらい自分で書けた方が、Android端末を持っている価値(効果)が高まる事は疑うべくもない。
(学習に対する費用対効果って問題はあるけれど)
というわけで、簡単なアプリくらい書けるようになろうと。Webで読める資料は読み漁ってみて、それでももう少しまとまった情報が欲しくなり、ネットの評判を見ながら本屋で立ち読みしまくって決めてきたのが、この一冊。
この本についてどうこうと言うよりも、この手の技術書全般に対して、愚痴混じりのメモ。
※現段階では勉強を始めたばかりの人間が書く事なので、そのつもりで。
授業ではないので、「体系的な理解」を得る事は難しい。多分どんな技術書を読んでも。
例えばAndroidプログラミングについて必ず解説される概念として「アクティビティのライフサイクル」が挙げられるが、初学者段階ではコレを理解する意味が分かりづらかったりする。こんなの分かってなくても(意識しなくても)書く上で問題なくね?と思っていた。
その辺を僕みたいな頓珍漢に分からせるには、ライフサイクルを意識しなければ上手く動かないようなサンプルプログラムのソースを、僕に分かりやすい形で示してもらう必要がある(僕なら、失敗例と成功例の両方を見せてくれたらピンと来るかも)。そんなの、個人授業じゃないんだから、書籍に求めるのは酷って話だ。
未だに View って何なのか、説明できるレベルには理解できていない。
じゃあ、体系的な理解を得られないから本を読まなくても良いかというと、そうでもない。きちんと動くサンプルコードとその解説は、初学者にとって何よりの友である。本書は書サンプルの数も内容も豊富で、それらをいじくり回すだけでも何とか、某かのモノは書けるような気になる。
書けるような気にさせてくれるっていうのは、それだけで有難い。挫けそうになる機会の方が多いから。
amazonのレビューを読んでいると、書籍によっては動かないサンプルコードを載せているものもあるとか(本当?)。その点、本書のコードは誤植を除けば全て動いたようだ。
全部のサンプルをがっつり触ったわけではないが、とりあえずコンパイルは通るし起動もする所までは確認できた。
※誤植
p222から載っているソースとその解説。テーブルを削除するSQL文
× drop talbe → ○ drop table
普通に違和感を覚える誤記だから問題にはならないけど。
誤植はさておき、DBの解説には不満が多い。立ち読みした他の本も大体そうだったようだけど、どうしてそのアプリを起動した時に初めてテーブルが作られるようなコードを載せるのだろう。そういうケースがないとは言わないけれど、DBを使いたい多くのケースって、開発者の手元に参照させたいテーブルとレコードが既に存在していて、アプリにはそれを操作させたいんじゃないんだろうか?
そんなわけだから、開発機の中で生成してレコードも突っ込んであるテーブルを、アプリに食わせる手順なんかは、自分でやってみるしかないという事になった。
職業プログラマの人に聞いてみても、新しい事を始める時には自分でやってみるしかなかったりするらしい。概念として分かっているかどうかはともかく(多分「ともかく」にしちゃ駄目なんだろうけど)こういうリファレンスを読んで自分が必要とするパッケージ/クラス/メソッドを見つける能力は必要なのだろう。こんなの全部人から教えてもらおうと思っていたら一歩も進めない。
かといっていきなりそんな能力は身につかないので、まずは人が書いたコードを解説つきで読んで、そこから同じクラスの別のメソッドを試してみたり―――といった広げ方をしていくしかないのだろう。
書けるようになるのかねえ。はぁ。
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