改めて平丸さんの魅力がビンビンの15巻。以下ネタバレあり。
「七峰編」の終了(顔芸ぱねぇ)と、その後始末としての中井暴走話(もう本当このオッサン怖い)、同窓会のエピソードがあって「模倣犯編」の一旦の解決?まで収録。
今後へのヒキとしては、エイジが1位をとりそうという話と、(それなりのトラブルを乗り越えたという事で)2本目の連載が動き出すかな、という所。結構前にサイコーがキャラ作りの依頼を受けているはずなのに、15巻では全然動かなかったなー。
さくらTVが出てきたのには笑ってしまった(DEATH NOTEでも過激というか先走った架空のテレビ局)けれど、実際マンガを模倣した犯罪をあそこまで名指しでテレビが取り上げた例はちょっと記憶にない。
そもそも、マンガを模倣した犯罪が実際に起こった事ってないのかな?「コナン」には父親が書いた小説を模倣した殺人があったな…。
上で名前を上げたデスノートは、一時期海外で模倣が相次いで問題にされていたけど、あれは黒いノートにデスノートって書いて中に名前を書く部分を真似ただけ。実際に手を下したらその時点でデスノの模倣ではないしな。
Wikipediaの模倣犯のページによれば、脳噛ネウロの模倣かと疑われた事件があったらしいけどただの間違いだったとか。サイの模倣はちょっとできないし!何よりアレの模倣は怖すぎる。
「カバチタレ」の模倣犯?という記事もあって、これは飲酒運転逃れの方法。こういうちょっと法律系のマンガは覚えておくとちっちゃい実益が出るだけに真似る人も多そうだなあ。まぁこれも犯罪をごまかす方法の部分だけ(それもカバチで読んだとは限らない)で模倣犯とは断じがたいか。
ま、テレビ局があてはめるつもりにさえなれば、路上の喧嘩は全部「ホーリーランド」に、未成年の飲酒は「もやしもん」に、18歳未満のエロゲは「俺妹」に、どんな罪でも何らかのマンガに着せてしまえるかも知れないし、そんな事を言い始めたらキリがないけど。
で、長い前フリを終えて僕の大好きな平丸さんの話に戻ると、
女性に暴力はいけない 男のする事ではないのさ 手を出すなーっ あ…蒼樹さんは自分の力で守る…手を出さないでくれ… 僕はマンガを描くのが大嫌いだ…もはや蒼樹さんに気に入られるためだけに描いている ー「バクマン。(15)」平丸一也名言集より |
本当に人間臭い良い人だな平丸さん。中井さんと抱き合ってドロンボー(ガリとデブ!完璧)みたいに泣くのは止めて欲しいけど。
しかしこの二人が手を組むって…どうなんだ? 平丸さん絵下手だから、平丸さんのキャラに中井さんが背景つけたらすんごい浮きそう? 上手いアシスタントさんならキャラに合わせた背景にできるんだろうけど、それだとせっかくの中井さんのテクは生きない気がする(笑)。
何はともあれ、「僕には通じない」連載決定おめでとうございます!昔「ラッコ11号」がジャンプに載ったけど、これも掲載して欲しいくらい。
0 件のコメント:
コメントを投稿