2013/03/16

RSS好きからRSS嫌いへのお願い

GoogleReaderの終了宣言を受けて、そこら中で
「RSSなんてもう古い」
「ぶっちゃけ読んでなかった」
「楽しかったありがとう」
なんて追悼の辞が捧げられております。

僕は悲しい。RSSリーダーが好きなので。

というわけで僕なりに擁護論?を述べていきたいと思います。いいえ、棲み分け論でしょうか。
先に断っておきますが、マネタイズ云々という運営側の都合は余り考えてない、ユーザー視点オンリーですのでご了承下さい。


RSS死亡説を色々読みましたが、大雑把にまとめると死因はこんな感じらしいです。
  1. 未読がたまる(読みきれない・急かされる)
  2. ホットな記事が分からない(SNS等の話題性が加味されない)
  3. キュレーションサービスの台頭
それぞれ言いたいことは分かるんですが、僕はどうも納得がいきません。正直「だから何?」ぐらいの感想です。

1.読まないなら取らない

「未読がたまる」ならフィードの購読数を減らせば良いのに。

今回の騒動で初めて知ったんですが、
フィードって、登録は簡単だけど削除はなかなかしにくい
という意見も結構沢山あるようです(引用元)。SNSみたいにフォローを辞めたことが相手に伝わるわけでもなし、始めるのと同じ気楽さで辞めれば良いと思うのですが。難しいのでしょうか?

僕はRSSを新聞だと思っています。
未読がたまるって人は、「経済に大して興味ないけど日経新聞とってる」みたいなもの。就活中の学生じゃないんだから。お金がもったいないじゃないですか。
フィード購読は無料ですから気楽に始めちゃうんでしょうけど、時間は消費されます。もったいないから打ち切りましょうよ。

あ、僕も旅行いった時とか物凄い未読たまりますけど、そういう時の読めない分はスパッと「すべて既読にする」しちゃうし。

2.僕が読むものは僕が決めるよ

そもそもRSSはホットな記事を抽出するためのものではないです。

読み逃すことなく、漏らすことなく、『全部』をユーザーに提示するのがRSSです。もしそれが読み切れない量ならば自分で調節するのがRSSです。
その『全部』の中から話題性の高いものを抽出したいなら、他に色々な仕組みがあります(SNSなりはてブなり)。
話題性の高いものだけ読みたいという方にはそういうサービスが合ってるんだと思います。

けれども、僕にはそれじゃ合わないんです。2つの意味で。

  1. 話題に上らない記事も読みたい
    障害者関連のニュース等は、関連する人の絶対数が少ないので、ホットになりにくいです。
  2. 話題に上りやすい記事を読みたくない
    TwitterでいえばRTとfavを稼ぐような、センセーショナリズムに基づくような記事は、時に正確性を犠牲にしたり、性急な価値判断を煽ったりするので嫌いです。

話題性って、面白さの指標にはなっても重要さの指標には使えないですよ。
大事なことが話題に上るとは限らないです。だから新聞の隅々まで(見出しだけでも)目を通すように、見逃さないようにチェックします。RSSはそういう用途にはぴったりのツールです。

3.キュレーションはプラスアルファ

というわけで、情報の『全部』を提示せず予めふるいにかけてしまうGunosy等のキュレーションサービスは、RSSの代替にはなりえません。

むしろ、競合するとしたらSNS的な情報受信の方だと思うんですよね。



情報収集の方法を2つの軸でマッピングしました。

  • 縦:ユーザ個人との関連が高く自分で選んだものは上に、集団での話題性が高く他人が選んだものは下に。
  • 横:集めてきた情報を全部提示するものは左に、ふるいにかけて提示するものは右に。

※色々異論はありそうな図ですが。

「ユーザとの関連性が高い情報を集めて提示する」点を以って、キュレーションサービスとRSSは競合するとした論説が多いですが、そもそもその手のサービスは(システムがふるいをかけることで)手間を省く為のツールじゃないですか。ふるいにかけてない情報が欲しい人のニーズを満たせるはずがない、競合しないものですよ。

まとめ.使うべき人、そうでない人

情報のインプットを、自分でコントロールしたい人はRSSを使うべきでしょう。誰かに絞って欲しい人はキュレーションなり何なりを使えば楽ですね。

僕は自分でコントロールしたい派ですが、だからって『キュレーションサービスなんて必要ないんだ』とは言いません。
ですから、誰かにやって欲しい派の人が『RSSは死んだ』なんて口出しするのも止めてくれたら嬉しいと思います。

棲み分けって大事。腐れば分かる。

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