始めに一言。電車の中で読みづらい本だなぁコレ(フェチ的な意味で)。僕は紳士力が高いので堂々と読みましたけど。何紳士かは伏せますが。
紳士力に自信のない方は一人っきりでこっそりお楽しみ下さい。
※流石に電車内ではカバーをかけた状態で読んでいました。紳士力が足りませんで。
書き込み
僕がこの人の絵の何処が好きかって、書き込みの細かさが半端じゃないんですよね。そういう意味では「エマ」より「乙嫁語り」の方が好きです。絨毯や刺繍が描いてあるページは時間をかけてじっくり眺めながら読みます(なので、台詞数の割に読むのに時間がかかったりも)。
今回の本では中央アジアを舞台にした絵の比率は少なめですが、それでも19世紀イギリスの暖炉やらインテリアやらの細密画のように細かい描写はてんこ盛りです。満足満足。
短編短評
- お屋敷へようこそ旦那様!
本人の評する通り、出落ちですね!理不尽系ギャグ漫画としては王道的な内容だと思いますが、森さんの絵で見ると新鮮な感じ。 - 見えるようになったこと
中学生がメガネを買うという喜ばしい(?)お話。実際のところ、突然目が悪くなるなんてことはなくて、ちょっとづつ悪くなるわけです。ということは、メガネを買うまでの間は視力が悪かった故に気付いていなかった事に突如気付いたり、てな事態はありえます。ニヤニヤ。 - 巣穴紳士倶楽部
もう、タイトルがもう。フェティッシュ。バニーガールのお姉さん、もといお姉様がお客を手の平でコロコロする短編です。恥ずかしくてあんまりじっくり読めない。ぐぬぬ。 - ブカちゃん
何かの間違いであまりにもサイズの大きい制服を注文してしまった女の子の話。ブカブカのブカちゃん。なぜ…最後…育ってしまったのか…orz - 昔買った水着
フェティッシュ2。うなじとか脇とか尻とかもうね。この辺を電車の中で読むのは結構しんどかった。エロスしか感じねえ。 - クレールさんの日常茶飯事
ダメなご主人様とデキるメイドさんのショートコント。クレールさんのキツネ目が可愛い。 - カバー・ストーリー
尻。ホットパンツ。以上。 - モードリン・ベイカー
背伸びしたいお坊っちゃまとデキるメイドさんのある日。ちょっとアミルさん風というか。年上属性。 - すみれの花
森さんは作画担当で、原作は福島聡さん。どこかで聞いたと思ったら八福神の人でしたか。結構意外。 潔癖で現実に適応するのが下手そうな女の子と、あけっぴろげで現実にだらっと適応してしまっている女の子の交流。センチメントの季節とかを連想しないでもない。あそこまで直接的ではありませんが。
森薫さんがメイド萌えだったりメガネ萌えだったり中央アジア萌えだったりするのは有名(?)ですが、女性の部位という取り上げ方をするなら尻属性である事は確定的に明らかです。僕にはそうとしか見えません。
一部では神と崇められる矢吹健太朗氏や、尻にかけては並び立つ者なしと言われた桂正和氏と、こういう文脈で並べられても嬉しくないかもですが森薫さんの描く女性は美しい。
まぁ矢吹神は脱がす方向に対して森さんは着込ませる方向ですし、桂さんの尻と森さんの尻ではまた別の良さがありますが。
それでもやっぱり、と言うべきなのか。森さんは女性ですので、男性の視点からするとちょっとソレ違うんじゃないの、という事もあるわけです。
ちらっ |
これはこうじゃないんスよ! こう事務的にめくれあがっていても何の萌えもありません。もったいない。そもそも設定絵は萌えさせる為の絵ではありませんけれど。
イスラム教圏の女性が肌を見せない地域では、女性の袖から手の甲をチラリと見てしまうだけでも男性は興奮して眠れないほどだ、なんて古いエピソードを聞いた事がありますが、ドロワーズがめくれて見える膝というのは世慣れた男性でもそれなりにクるものがあるんじゃないでしょうか。初めて見たよこんな絵。ごちそうさまです。
どんなアクシデントでもここまでめくれる事は物理的にありえませんねー…。透明人間がめくってるとかの多少強引なシチュエーションでもいいので、是非全身(恥じらい顔込み)でお願いしたいものです。平伏。
そんな森さんの次の本は多分乙嫁の4巻になると思いますが、まだ発売日は不明です。楽しみだなあ。
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